わたしは、いま、350ぴきのオタマジャクシを育てている。<br />金魚のA金という先生もつけてやった。<br />そろそろ、田に放さなければ……。<br />でも、日でりつづきで、水のない田ばかり。<br /> とほうにくれた、わたしの目の前に、雨雲をつれた巨大なSLが――。<br />太平洋戦争のころ、友だちの林少年が、希望をこめて24色クレヨンでかいた「ゆめ列車」がやってきた!