豪球復活
俺は「消えるボール」で人を殺した。
記憶障害により全てを忘れてしまった天才投手・矢神大は、ある日、昔の自分が書いたノートを発見する。
そこには失われた豪速球の投げ方と、奇妙な殺人の告白が書かれていた――。
あのストレートを、もう一度投げるんだ。
失くしてしまった自分を取り戻すために。
東京ティーレックスの絶対エース・矢神大、失踪――。
日本中が大騒ぎになる中、ブルペンキャッチャーの沢本拓は、わずかな手がかりを頼りにハワイへ飛び、ホームレスになっていた矢神を発見する。
矢神は記憶障害に陥り、ボールの投げ方を忘れてしまっていた。
何とか再起させたいと願う沢本、だが球団は矢神に戦力外を通告する。
そんなある日、矢神は自宅の地下で手書きのノートを見つける。
そこには自分の投球技術に関する詳細な記録と、奇妙な告白が書かれていた。
矢神が昔投げて、人を殺した「消えるボール」は封印する、と――。
矢神の豪速球は復活するのか。
そして、殺人の告白に隠された驚くべき秘密とは。
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