古民家を買った男は、なぜ家の中にある氷室のことが気になってならないのか(宇佐美まこと「氷室」)。<br />自殺した妹の部屋が、しばらく後に訪ねていくと、元通りに復元されている(神永学「妹の部屋」)。<br />家の中に真ん中にある座敷牢は、誰を閉じ込めるためのものだったのか(黒木あるじ「牢屋」)。<br />その家は、何か変だ(平山夢明「ろろるいの家」)。<br />当代随一の作家たちが紡ぐ、「超怖い」物語。<br />