結婚をして家庭をもち、夫のために食事を作る、そんな平凡な生き方が、自分の求める幸せの形だと早映は思っていた。<br />恋人・卓之の叔母の結婚パーティで、麻紗子と再会するまでは……。<br />麻紗子の奔放で自由な生き方に、反感を覚えながらも、自分の中に同じ欲望があることに気づく早映。<br />卓之、彼の叔母・優子、優子の夫……。<br />それぞれが幸せを求めて、模索していく様を描く長編恋愛小説。<br />