崔国の皇太子・叡綜に仕える女官の沙羅は、人間と花仙との間に生まれた娘。<br />花仙が持つ〈伴侶の玉〉を叡綜に奪われたせいで彼の命令に逆らえなくなってしまった。<br />日々、叡綜のいじわるに耐えていた沙羅は、叡綜が皇帝位を継いだ際に、妃候補の情報を探るために後宮に乗り込んだ。<br />だが、後宮に渦巻く‘陰の気’を関知した沙羅は、叡綜と共に後宮の女性たちをめぐる陰謀に巻き込まれて…!?