瀬戸内海の小島をレジャーランドにするためにヘリを飛ばし下見に来た男二人は、セラピー施設に治療のためと称して入院し一週間を過ごすことになった。<br />しかしすでにそこには女二人、男一人の患者――クライアントがいた。<br />五人は投薬と催眠術を使った治療で、こども時代へと意識は遡る。<br />三分の二は笑いに溢れ、最後の三分の一は恐怖に引きつる。<br />鬼才・中島らもが残した超B級ホラー小説。<br />