何かワケありの僕は、ある日、突然、妻と子を残して家出する。<br />勤める小さな広告代理店に、寝泊まりするようになった僕。<br />TV局員をはじめ、いろんなギョーカイ人たちと、夜に、昼に、昭和最後のヒートアップする大阪を徘徊する日々。<br />次々とトンデモナイ事件が起こる中、現実と妄想の狭間で僕は……。<br />中島らも自身が「ノン・ノンフィクション」と銘うった記念碑的処女作品集。<br />