ある事件がきっかけで新聞社を退社した峰先は、外国人同士の暴行事件に巻き込まれ、その現場で一通の手紙を手にする。<br />それは第33代米大統領、トルーマンの私信だった。<br />そこには広島・長崎への原爆投下の決断が書かれていた。<br />一方、沖縄で米兵に襲われた女性の、大国に立ち向う市民運動が続けられていた。<br />この二つの物語が絡み合い、意外な方向へ事件は発展する。<br />なぜ原爆投下はなされたのか―――!? 歴史の闇に迫るサスペンス。<br />