菜乃香は奇妙なボタン専門店を見つけた。<br />接客してくれたのは、ライと名乗る長身の男性だった。<br />服飾の勉強をしたいと思っていた菜乃香は、数々のボタンに興奮し連日店に通っていたが、ある日、亡くなったはずの友人が店を訪れた。<br />そして菜乃香は、自分が親とケンカをした後、交通事故にあっていたことを思い出した。<br />ボタン屋は、さまよう魂の「探しもの」を置く店で?