「作家としての来歴もよくわからないし、実質的な作家活動の期間も短い。<br />ただその間にセンスあふれる作品を残し、後年まで影響を与えつづけている」(奥泉)。<br />今回は、初期モダニズム小説の傑作、尾崎翠の『第七官界彷徨』を読む。<br />芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる‘漫談スタイル’の超文学実践講座。<br />本電子書籍は、文芸誌「すばる」2016年4月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。<br />