安部公房のいいところは、ワンテーマ、ワンアイディアを律儀なまでにしゃぶり尽くすこと。<br />キーワードは「がくがく」と「律儀」。<br />今回は、安部公房の『砂の女』を読む。<br />芥川賞作家と希代の仕掛人が捨て身でおくる‘漫談スタイル’の超文学実践講座。<br />本電子書籍は、文芸誌「すばる」2010年2月号に掲載された作品の電子版シングルカットです。<br />