1971年春、函館にある憧れの私立高校に入った僕は、親元を離れ寮生活を始める。<br />街の景色、同級生、音楽、出会うもの全てが刺激的で、期待に胸を膨らませていたが、入学早々、「寮の恒例行事‘入魂会’に関わったものは死ぬ」という噂を耳にした。<br />するとそのわずか二日後、寮の二年生が謎の転落死を遂げる。<br />事件と噂の真相を探るため、僕たち一年生は探偵団を結成して――。<br />青春学園ミステリー。<br />