わたし、遙。<br />15歳。<br />親友の美和と帰る途中、いきなり洋弓の矢が飛んできた。<br />次の日に工事の鉄骨が落ちてきたり……。<br />誰かが、わたしを狙っているの? 家に充満したガスのせいで意識を失ったわたしは、ホテルのベッドの上で気がついた。<br />そこには弥生と真柴という、美形の男の子も一緒にいたの。<br />彼らがいうには、わたしを「姫」と間違えて、ある組織が命を狙っている、というのだけれど…。<br />