一族の巫女におりる神託によって繁栄してきた木津音家。<br />だが、もう何年も神託がおりていない。<br />分家の娘ながら御印のある紅葉（くれは）は、本家に迎えられた。<br />当主・寛人の目的は紅葉と神狐をつがわせ、次代の巫女を産ませること。<br />寛人から道具扱いされ、寛人の娘で巫女の結花を慕う使用人たちから冷たく当たられ――本家に報復するため、紅葉は神狐を巻き込み反旗を翻す…！
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