青春のジョーカー
島田基哉、中学三年生。
15歳。
何を得て、大人になるのか。
何を捨て、大人になるのか。
スクールカースト最底辺のグループに所属している中学三年生の基哉。
身長は180cmと高いが顔は中の下。
唯一の友人、尚介・弦と話す内容はゲームのことばかり。
クラスを仕切る啓太は、ことあるごとに基哉たちをいじり、笑いものにする。
そんな基哉の心のよりどころは、カースト上位の女子グループに所属している咲の存在だ。
彼女は他人に興味がないのか、その独特な雰囲気から聖域めいたところがあった。
基哉は家に帰ると、咲を想像しながら自慰をする。
行為後、膨大な時間をかけてコンプリートしたロールプレイングゲームのモンスターを一匹逃がすことで、彼女を利用した罪から目を背けていた。
閉塞感の漂う毎日だが、一人の女子大生との出会いをきっかけに、基哉は学園生活においての切り札(ジョーカー)を知ることになる。
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