梁山泊炎上から三年――。<br />宋との戦に敗れた漢たちは各地に潜伏し、再起の秋を待ち続けていた。<br />燕青は、梁山湖に沈められていた軍資金の銀を引き上げる。<br />呼延灼、張青、史進は各地で流浪の軍を組織していた。<br />青蓮寺による残党狩りが熾烈を極めるなか、梁山泊軍には「替天行道」の旗を託された男、青面獣・楊令の帰還が待ち望まれていた。<br />漢たちの熱き志を刻む「北方水滸」の続編。<br />全15冊に『吹毛剣 楊令伝読本』を追加した電子合本版!