13歳の源頼朝は平治の乱で初陣に臨んでいた。<br />しかし心は戦にあらず。<br />33年後に鎌倉幕府を開くことなど知る由もなく、自分の将来についてくよくよと悩んでいる。<br />本当は「武士の子」として父や兄に喜ばれる立派な働きをしたいのに。<br />そんな悩める頼朝の前に「あきつ」という謎めいた童子が現われて…。<br />戦乱の世に我知らず身を投じていく少年の運命やいかに? 若木流新感覚源平絵巻、初見参!