都内で働く長門つぐみは、祖母の遺言で、九十九館という洋館を相続することに。<br />九十九館は柏木という青年が管理人となり、他に数名の下宿人がいるという。<br />何度か九十九館に訪れるうち、つぐみは下宿人たちとは違う、不思議な存在に気付く。<br />どうやら九十九館には何かが隠されているようだった。<br />それと同時に、二年つきあっていた恋人の圭介との関係もぎくしゃくし始めて?