【第9回日本SF大賞受賞作】岬一郎は東京・下町に住むごく普通のサラリーマン。<br />だが、彼の体内では不思議な力が成長していた。<br />一方、町内では犬や猫が連続死する異常事態が発生。<br />公害とみた町内有志は都庁に陳情、岬も同道する。<br />ところが、のらりくらりと対応する環境整備課長が、有志たちの前で突然死した。<br />そして第二の突然死が……。<br />