入社10年の風間京太は、気難しい社長の出張に随行を命じられた。<br />お眼鏡に適えば、大出世。<br />機嫌を損ねたら、お先真っ暗。<br />社長は現地にいる元愛人との逢瀬を企んでいるが、夫人からは二人の密会を阻止せよ、と厳命されており…。<br />風間の選択は!?(「随行さん」)ほか、サラリーマンの哀歓を描く全10編。<br />不条理な職場や理不尽な上司に喘ぐ、若い読者こそ必読。<br />働き方のヒントは、昭和の名作にあった!