花や草木を枯らす呪われた手を持つ撫子。<br />父の死後、知らぬ間に自分が結婚していたことを知る。<br />夫だという花織を訪ねると「――庭と妖精のこと、承ります」という怪しげな看板を掲げ、人里離れた土地に暮らしていた。<br />本業は造園家だが、昔から妖精の呪いに纏わる厄介事を解決しているという……。<br />謎が謎を呼ぶ美しき庭園で、撫子を待っていた衝撃の真実とは――!?