修学旅行での事故で失われたひとつのクラス。<br />当日欠席したことで事故をまぬがれた少年・清隆は、ただひとりだけ生き残った少女・輝美が、亡くした恋人の遺品を持ち出したことに困惑する。<br />問いかける清隆に輝美は、自分の中に亡くなったクラスメイトたちの最期の願いが残されていることを伝える。<br />少女はその想いをかなえようとしていたのだ。<br />清隆は自分にも手伝わせてほしいと申し出るが…。<br />悲劇から始まるやさしさの物語、読んでください。<br />