瑞燕国で最下層とされる尹族の少女・玉瑛は、皇帝の「尹族国外追放」の勅命により、下女として働いていた貴族の屋敷を追われた。<br />山中を彷徨う玉瑛は追いついた騎兵に斬られ、尹族差別の元凶となった皇帝の側室・柳雪媛への恨みを胸に意識を失ってしまう。<br />意識を取り戻したとき目に入ったのは、見知らぬ女。<br />高価な調度品。<br />そして女が玉瑛に呼びかけた。<br />「雪媛様」と。<br />