謎に満ちた女・菱野時江とは何者なのか――。<br />突如、連絡が取れなくなった時江の消息を追う二人の友人、渋崎咲子と古河内栗美は、携帯端末のSNSを頼りに彼女の居場所を突きとめた。<br />そこには「あの国は暮らすにはいいが、生きるのは窮屈すぎる」という一文が……。<br />(「幻の淑女」より)文学界の異才・木下古栗が挑んだ、なんともトリッキーなエンタメ風小説! 作品の全貌は、読んでみてのお楽しみ。<br />