舞台上の骨折で引退を決意したストリッパーのノリカ。<br />心機一転、故郷札幌で店を開くことに。<br />訳ありの凄腕バーテンダーやタイプの違う二人の女性ダンサーと店は軌道に乗り始める。<br />しかし、私も舞台に立ちたい、輝きたいという気持ちは募るばかりで──。<br />ノリカの表現者としての矜持と葛藤。<br />そして、胸が詰まるような踊り子たちの鮮烈な生き様を描く、直木賞受賞作『ホテルローヤル』に連なる一冊。<br />