1954年、大分の小鹿田を訪れたイギリス人陶芸家バーナード・リーチと出会った高市は、亡父・亀乃介がかつて彼に師事していたと知る。<br />──時は遡り1909年、芸術に憧れる亀乃介は、日本の美を学ぼうと来日した青年リーチの助手になる。<br />柳宗悦、濱田庄司ら若き芸術家と熱い友情を交わし、才能を開花させるリーチ。<br />東洋と西洋の架け橋となったその生涯を、陶工父子の視点から描く感動のアート小説。<br />第36回新田次郎文学賞受賞作。<br />
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