親父が死んでくれるまであと一時間半――。<br />もう少しで巨額の遺産が手に入る。<br />大崎正好はその瞬間を待ち望んでいた。<br />突如、本人名義のブログが更新されるまでは……。<br />『私はまだ生きている』父しか知り得ない事実、悔恨、罪などが次々と明かされていく。<br />その声が導くのは、真実か、破滅か。<br />驚愕のラスト&圧倒的リーダビリティの極上ミステリー!