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書くための文章読本(インターナショナル新書)

日本語の文章で力点が置かれるのは圧倒的に文末。
文末は、文の全体に書き手の意思を伝え、情報の核を据えるところ。
そして、もっとも記憶に残りやすい。
だから文章におけるパンチの効かせどころだと著者は説く。
ところが日本語では最後に動詞がくるので、付け足しがしにくく、その大切な文末が弱い。
さらに「です」「だ」などが連続して単調になりがちだという弱点もある。
これらをどう解決するか。
『日本語のレトリック』『メタファー思考』などのベストセラーがある言語学者が向田邦子、筒井康隆、井上ひさしなどの名文を引いて丁寧に構造を分析し、わかりやすく解説。
プロの文章テクニックが身につき、伝わる文章が書けるようになる、まさに「書くための」文章読本。
また引用されたバラエティに富む名文で、日本語の美しさや豊かさ、作家の技が堪能できる。
実践的でありながら楽しい1冊! ○斎藤美奈子氏(文芸評論家)推薦! 「日本語のお荷物「文末」が、かくもエキサイティングだったとは!」




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