泥沼化した鬼と人間の争いに終止符を打つため、戦の最前線を担った椿ノ郷の郷長の妹・冬霞は、兄を討った鬼の頭領・緋天へ嫁ぐことに。<br />兄は以前、「自分の首を取る者がいたら、それは親友だ」と語っていた。<br />その死になにか秘密があると感じた冬霞は、自分がしあわせになるためにも真相を探るべく奔走する。<br />少しずつ真相へ近づく中、冬霞は緋天の心にふれ――?