体は小さくっても、思い切りの良さは天下一品の江戸っ子「坊っちゃん」。<br />生まれ故郷をあとにして、むかった先は、遠く離れた四国の中学校。<br />数学の先生として、教師生活をスタートさせてみたものの、そこには個性的な服装や性格の先生や、手ごわい生徒たちがあふれていた。<br />そんな彼らを相手に、「坊っちゃん」が親ゆずりのむてっぽうで数々の大騒動を巻き起こす!【もくじ】坊っちゃん/漱石文学のおもしろさ(出口 汪)/あとがき/坊っちゃん事件簿