大坂城を脱出して江戸へ戻った慶喜は、人々の非難の矢面に立つことになる。<br />だが、勝麟太郎だけは慶喜の真意を見抜いていた…。<br />朝廷に対する「和議・恭順」を唱える慶喜は、己の首級を差し出すことによって無条件降伏の証とせんとする。<br />それを知った和宮は、なんとか慶喜を救おうと奔走するが――!? 一方、胸に病を抱えた総司は、一人じっと己の命の期限を見つめていた…。<br />激動の幕末ロマン、堂々の完結!!