大学三年生の僕こと小金井晴太は、ある春の日、憧れの先輩である清田小春に一世一代の告白をかます。<br />玉砕覚悟の大博打は、拒否もされなければ承認もされないというなんとも中ぶらりんの結果に終わった。<br />そして、これがあの偏屈マッチョと僕を巡りあわせるターニングポイントになってしまうわけだが……。<br />面白さ‘桜島’級の青春ミステリ。<br />