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透明人間は204号室の夢を見る

コミュニケーション能力皆無の実緒は、高校3年生の時、ある出版社の小説の新人賞を受賞する。
ペンネームは「佐原澪」。
デビュー当時は話題になったが、6年経った今、佐原澪の名前を覚えている人間は少ない。
実緒はデビュー以降、スランプに陥り一作も小説を書けなくなっていた。
自分のデビュー作が未だに置かれている書店へ行っては、誰か手に取らないかと監視する日々。
するとある日、実緒の本を手に取る大学生風の男の姿を確認する。
思わずあとをつけ、彼の家を特定する。
部屋の番号を確認し、ポストに手を突っこみ郵便物を抜き取ると、そこには大学からの封筒と彼の名前・春臣の文字が。
それからというもの、今まで一行も書けなかったことが嘘のように、実緒は春臣のことを連想した小説を書くようになる。
その小説を春臣のポストに投函することで実緒は満足感を得ていた。
ひょんなことから実緒は春臣の恋人と仲良くなるが――。
第三十七回すばる文学賞受賞第一作。




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