十六歳の夏、充実していた董子の人生は一変する。<br />父親の浮気が発覚したのだ。<br />両親は離婚し、董子は田舎へ引っ越した。<br />自分の存在など忘れ、夏休みに遊ぶ予定を立ててはしゃいでいる前の学校の友達に、董子はどうしようもないさみしさと苛立ちを覚えてしまう。<br />怒りのままに外へ出て、木を足蹴にして八つ当たりをしていると、どういう理由からか魔女を自称する金髪碧眼の少年に遭遇するが…。<br />