江戸花川戸の人材派遣『幡随院』の主人長兵衛は、喧嘩が強く男前。<br />大川の氾濫で崩れた土手から刃物傷のある骨が出た。<br />同心の河下が、行方不明になっている隣家の亭主ではないかと尋ねにくる。<br />一方、被害修復の護岸工事を巡り、商売敵の『川辰屋』が普請奉行と癒着しているらしい。<br />正々堂々と入札で仕事を得たい長兵衛だが、大金を巡る罠に嵌められ……。<br />巧妙に仕組まれた悪事を糾す、いなせな男の活躍!