旅芸人のルスランに求婚され、長年暮らした修道院を後にしたリーザ。<br />今は、劇作家を目指すルスランの手伝いをして暮らしている。<br />貧しい生まれ育ちのリーザに、なぜ読み書きができ、物語の素養もあるのか。<br />実は生きていくために過去を捨て名前を変えたのだった。<br />しかしそんな過去はどこまでも彼女を追ってきて――。<br />