「生まれたよ ぼく/やっとここにやってきた/まだ眼は開いてないけど/まだ耳も聞こえないけど/ぼくは知ってる──」(『子どもたちの遺言』所収「生まれたよ ぼく」より)。<br />著者は瑞々しくも稀有な感性で、処女作から70年近く、現代詩をリードする世界的詩人。<br />彼の全詩作品より、平易な中に深さとユーモアが溢れ、永遠の童心を感じる146の子どもの詩を厳選。<br />新作1編を加えた貴重なベストセレクション。<br />