【電子オリジナル】月下薔薇夜話 〜君の血に酔う春の宵〜
東宮としての地位も、人としての矜恃も奪われ、異類・血鬼に身を堕としていた殷親王・荊棘。
だが、彼に課せられていた無実の罪は、突然の勅命をもって赦された。
謹慎を解かれ、薔薇衛指揮使に返り咲いた荊棘は、堂々たる態度で精力的に公務をこなしていく。
一方、殷親王の近侍を命じられた桃李は、近く彼に接するなか「月下茶荘主人・イバラ」を懐かしむ自分に驚いていた。
殷親王復権により、次期東宮と目されていた靖親王・英荷の立場は微妙なものに。
英荷に親しく仕えると誓った身でありながら、殷親王に心惹かれずにいられない桃李は――?
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