にじいろガーデン
三十代半ばの高橋泉は、別居を続ける夫との行き詰った関係に苦しんでいた。
仕事帰りのある日、泉は駅のホームで女子高生の島原千代子と出会う。
千代子は自由な生き方を認めない両親との関係に悩み、命を絶とうとしていた。
心の痛みを分かち合ううち、ふたりは恋に落ちる。
お互いをかけがえのない存在だと気づいたふたりは、泉の一人息子を連れて、星がきれいな山里「マチュピチュ村」へと駆け落ち。
やがて千代子は、泉と出会う前に関係を持った男性との間の子どもを出産。
長女が加わり一家は四人に。
ゲストハウス開業、念願の結婚式とハネムーンツアー、千代子の闘病、そして……。
喜びと悲しみに彩られた十六年間の軌跡を辿る、新たな家族小説の誕生。
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