ひらひらり――と雪が、言葉が、舞い落ちる。<br />紅蓮寺洸は、病で母親を失ってから、妹の千羽と二人きりで生きてきた。<br />千羽だけがオレの生きる希望――。<br />だけど千羽が病に倒れてしまい、その薬は盗賊団『ケモノ』にうばわれてしまう。<br />千羽の命をすくうため、小さなサムライが立ち上がる。<br />これは小さなサムライの物語――。<br />