巨大な竜巻に運ばれて網乾左母二郎一味の隠れ家に突然落ちてきた巨漢は、勧進相撲の相撲取りだった! だがこの勧進相撲は実は賭け相撲。<br />その陰では商売敵を陥れんとする陰謀が進行していた。<br />「世直し大明神」なる謎の人物の正体は? そこに怪力無双の八犬士・犬田小文吾が絡み、とんでもない事態に──(表題作)。<br />他に義商天野屋利兵衛と赤穂義士矢頭右衛門七の邂逅と大坂城に漂う奇怪な噂の探索を描く書き下ろし1編を収録。<br />痛快伝奇時代小説シリーズ第4弾!!