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後宮の烏

寿雪は千里と之季の安否を知り、烏の半身をさがすため、界島へと向かった。
が、対岸の港まで到着すると、海底火山の噴火で島へは渡れなくなっていた。
海が荒れていたのも噴火も、烏の半身や鼇の神が海神を刺激したせいだ。
そこで出会った花娘の父である海商・知徳は、噴火さえ収まれば舟と水手を貸すと約束してくれる。
一方、界島では白雷や海燕子に助けられた千里と之季、楪が海商・序家の屋敷で介抱されていた。
千里はまだ意識を取り戻さないものの、昭氏の薬草で快方に向かっている。
白雷は烏の半身である黒刀を前に考え込んでいる…。
特別な妃が誘う圧倒的中華幻想譚、ここに完結!




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