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空をこえて七星のかなた

「南の島へ行くぞ」突然のパパの言葉で石垣島へ旅することに。
正直言って、あんまり気は進まない。
家族旅行といえばママも一緒だったのだ、去年までは――(「南の十字に会いに行く」)。
小学四年生の九月のこと、同級生の過失で私の右目は取り返しのつかない怪我を負った。
世界はぼやけて頼りない姿に変わり果ててしまった。
星降る夜に大事な友達と交わした約束も――(「星は、すばる」)。
廃部寸前のオカルト研究会、天文部、文芸部。
生徒会に必死で部の存続を訴えると、「じゃあ、スペミス部ってことで」と、とんでもない提案が――(「箱庭に降る星は」)。
読み終えたら世界が変わる! 〈日常の謎〉の名手が贈る、驚きと爽快な余韻に満ちた全七話。




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