京都伏見は水神さまのいたはるところ
祖母の神社に寄せられる、水にまつわる相談事の解決を手伝いながら、大学院生として民俗学の研究をしているひろ。
ある日、偶然持ち帰った一幅の掛け軸を広げると、そこには美しい藤の花と、燃えるような赤い毛並みを持つ山犬の絵が描かれていた。
それを目にした白蛇の化身シロは、遠い昔の美しくも切ない記憶を思い出し、ひろに語り始める。
平安時代、江戸時代中期、幕末、現代と時をこえて、水神シロがどのように生き、どのように彼らの「心」を愛していたか。
その秘密が明かされる、人気シリーズ番外編!
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