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チンギス紀

ホラズムの皇子ジャラールッディーンは、テムル・メリクやマルガーシとともに、サマルカンド近郊で、カンクリ族のサロルチニらを交えて調練を行う。
そしてゴール朝との闘いに参加した。
金国の完顔遠理は開封府に赴き、帝の許しを得て、モンゴル国に奪われた河北の地で闘う影徳隊を組織する。
ふだんは民として潜伏し、モンゴル軍の駐屯地などを襲撃しようと試みる。
また、遠理は大同府の泥胞子の書肆で、沙州と呼ばれる初老の男と出会った。
チンギス・カンの孫ヤルダムは、スブタイの指揮下に入ることを命じられる。
礼忠館を継ぐかたちになったトーリオは甘蔗糖を商うために南の国へと向かうが、その際、部下の呂顕が岳都で育ったことを知る。
西遼を殲滅するために進軍したジェべは、先に鎮海城を襲撃した獰綺夷と対峙した。
ダライ・ノールでひと冬を過ごしたチンギス・カンは、返礼としてホラズム国に大規模な使節団を派遣する。
彼らはホラズム国のオトラルを経て、サマルカンドに向かおうとしていた。
オトラルを統治するのは、アラーウッディーンの叔父でもあるイナルチュクだった。
使節団はなぜ襲われたのか。
運命を分かつ事件が起きる、好評第13巻。




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