十番様の縁結び 神在花嫁綺譚
「迎えに来ました。
僕と結婚してくださいますか?」――十織終也と真緒、ふたりの結婚から一年が過ぎようとしていた。
はるか昔、国生みの時に生まれた神々を始祖とし、未だ所有する一族を、この国では「神在(かみあり)」と呼ぶ。
「神迎(かみむかえ)」のため帝都に向かう終也と共に、真緒は初めての遠出をすることになった。
その帝都行の鉄道の中で真緒はひどく懐かしいような不思議な夢を見た。
「お前の目は特別だから、きっと冬の天の川も見えるのだろう」「ともに還ろう」。
隻眼の青年との出会いから明かされる真緒、出生の真実とは? 和風花嫁ファンタジー、待望の第二巻!
更新中です。しばらくお待ちください。