お江戸縁切り帖
明暦の大火の傷が癒えかけた江戸を襲ったのは原因不明の疫病だった。
糸の稼業である縁切り屋も開店休業状態のため、奈々とともに小石川養生所のお救い所でお手伝いをすることに。
だが、それは隣人のイネが捨てた息子で医師の銀太と顔を合わせることを意味する。
イネに気がねを感じながら、彼の誠実な人柄に惹かれる糸。
自分に想いを寄せてくれる熊蔵との間で、初めての恋に揺れるのだった。
「私はこれから先、この人を想い、この人を幸せにすることを願って生きよう。
」ふたりの男性の間で揺れる糸が下した決断とは……。
いつの時代も恋せよ、乙女!!
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