謀反の罪を着せられたルトゥエル王国の18歳の王女マルギットと主従の誓いを交わし、ラグダ王国へと落ち延びていたセシリア。<br />マルギットと共にラグダ王国を苦しめていた悪竜を送ることに成功し、運命は上向いてきたように思われた。<br />しかしラグダ王国国王カミロ五世の三男ダビド王子は、婚約者であるマルギットを疎むようになっていた。<br />そしてルトゥエル王国では、現国王のウイルズ三世が自身の退位を要求した七社家に宣戦布告して一触即発の事態に……。<br />