ワクロー3の執筆による航空戦記小説四部作の第4作。<br />中島飛行機が製造した陸軍四式戦闘機「疾風」。<br />2千馬力発動機を採用し、重武装、重防御、長大な航続距離を誇る「大東亜戦争決戦機」と呼ばれる戦闘機だった。<br />基地から遠く離れた敵飛行場を襲撃せよ。<br />手柄を焦った新しい飛行団長は、沼橋の戦隊に過酷な任務を命令した。<br />命令を実行するため、1千キロ離れた目的地を目指したが…