東北地方の旧家・鹿目家の一人娘、鹿目沙弥子は、未来の夫選びの真っ最中。<br />分家の長男・弦木惣介と政治家の息子・安齋景吾。<br />二人のうちどちらかを選ばなければならないのだが、沙弥子の気持ちは世話係の弦木貴臣に。<br />すでに貴臣と結ばれているのに、婿候補の二人のアプローに沙弥子は翻弄される。<br />そしていよいよ婿選び決定の日、沙弥子の下した判断は…